10屋久島・霧島

白谷雲水峡〜永田岳〜宮之浦岳〜湯宿/霧島 1991-4-28〜5-5

屋久島は1週間に10日雨が降ると聞いていたが天候に恵まれた

数年前からいつか行って見たい山の筆頭にのし上がっていた屋久島に行く機会がとうとうきた。 今年、私が購入した新車、ミラージュワゴンに乗り4人で出けかけた

1991年4月28日(日)曇
門司→福岡市西戸崎海岸(19:00)幕営
 一路、鹿児島に向かう。九州への玄関口、開門橋を渡り西戸崎海岸付近で幕営。

29日(月)晴
西戸崎(5:00)→鹿児島港(12:00)発(14:00)鹿児島商船→宮之浦港(18:00)タクシー→白谷雲水峡(19:30)幕営
   
鹿児島商船宮之浦港行き:2,470

 再び一路、鹿児島港に向かって走る。鹿児島港の名山桟橋には一般車の駐車場がなく市街の駐車場に車を止めた。こんなトラブルで船の出航時刻ギリギリになってしまった。
 船は定刻に出航した。船は以外と小さかったが、船ゆれも少なく定刻に宮之浦港に着いた。船を下り港からタクシーで宮之浦岳登山口の白谷雲水峡に移動。登山口の東屋の脇に幕営し明日の行動に備え早めに寝る。

30日(火)曇
白谷雲水峡(6:30)→辻峠(8:50)→三代杉(9:45)→大杉谷出合(10:50)→ウイルソン株(11:30)→縄文杉(13:30)→第一展望(15:35)→水場(16:35)→永田岳分岐(17:00)幕営→永田岳・往復(18:15)→BC(19:00
 幕営地から辻峠まで緩い登りでそこから下りになり2時間も歩くと安房川沿いの小杉谷に出た。ここから谷沿いに遡行する。所々トロッコのレールの上を歩く。川沿いをしばらく歩くと大杉谷出合いになり、ここから川の流れやトロッコ軌道と分かれ山腹の登りとなる。巨木の縄文杉少し登るとウイルソン株、大王杉、そして今日の最大の名所、縄文杉に着いた。
 さすがに大木だ。まるでこの世のものでないほどの巨木だ。根回り43mもあるという。これを見て大満足。木の根元には既に数人の人がいてそれぞれのパーフォーマンスでポーズを作り記念撮影をしていた。
 小高塚山を経て永田岳と宮之浦岳の分岐付近に水場があったのでここに幕営した。夕食事の話し。A氏は登山用語が知らない。テンキ(テントキバー)が分からないらしい。皆にからかわれていた。

5月1日(水)晴
BC(5:00)→永田岳(6:10)→BC7:35)発(10:00)→宮之浦岳→なげいし石屋→花之江河(15:00)幕営
 朝、永田岳を往復した。山頂は大きな岩石が積み重なった所で海の展望台のようだ。北東方向に見える大きな島は種子島のようだ。大海原にポツンと浮いている戦艦のようだ。
 朝食後、天幕を撤収し出発。宮之浦岳山頂も同じような眺めだった。ここを過ぎたあたりから霧が出始め展望はなくなってしまった。花之江河は水場もあるのでここで幕営した。

2日(木)晴
花之江河(6:00)→ワレノ石屋→湯泊歩道入口(12:00)→湯泊(15:00
 花之江河からワレノ岩屋を通り湯泊に下った。シャクナゲが美しく咲いている湯泊歩道入口までは樹林帯の遊歩道のような道を歩く。その先は舗装された車道で歩くのが飽きてきた。嫌になるほど歩いた頃やっと湯泊の村落に着いた。
 平内公園に幕営する。この下、海岸に降り切ったところが露天風呂になっていて海岸から打ち寄せる波うちぎわの露天風呂を楽しむ。すると、上の路上に観光バスが
1台止まりぞろぞろ客が露天風呂の方に歩いてくる。コリャァ、集団入浴かとおののく。ところがなんとここは観光名所で立ち寄ったとのこと。「見せるものなんか何もないよ!」。
 風呂から上がり、公園前の雑貨屋で酒と食糧を調達し宮之浦岳登頂の祝勝コンパ。夜遅くまで続く。

3日金)晴宮之浦岳の眺め
湯泊バス停(8:10)→宮之浦港(9:30)発(13:00)折田汽船→鹿児島港(17:50)途中泊
 早朝、再び露天風呂に行く。満ち潮で潮位が上がっている。急いで入ったが5分も入っていたら風呂に海水が入ってきた。これで入浴はおしまい。
 天幕を撤収しバス停へ。バス、船を乗り継ぎ鹿児島港に着く。船上で見た太陽が西の水平線に沈む様は水面が黄金色に染められ見事な色を見せてくれた。
 船から下りて車に乗り、えびの高原に移動。途中、道路から少し離れた静かな所で幕営。

4日(土)晴
幕営地→えびの高原・韓国岳登山口(5:00)発(7:10)→韓国岳→獅子戸岳→新燃岳(12:00)《車のキー渡し》→中岳→高千穂河原(14:00)車→韓国岳登山口
 早朝に天幕を撤収し一路えびの高原に向かう。韓国岳登山口で2班に分かれて高千穂河原からの登山と交差登山を試みた。下山口での交通手段を確保するためだ。S氏とA氏はここから車で高千穂河原に移動しそこに車を置いて、中岳、新燃岳、韓国岳を経て韓国岳に下山する。たは2人はこの逆コースを歩く。そして、中間の新燃岳で車のキーを手渡す段取りだ。
 以前、5月にこのルートを歩いたときはミヤマキリシマが満開で赤のジュウタンを敷いたように見事な眺めだったが、今回はあまり目立った物がない。所々レンゲツツジのような花を見た。下山後、えびの高原で幕営し露天風呂にはいる。


えびの高原→門司→六甲保養所(17:30)
 真っ直ぐ神戸の六甲保養所に移動。長旅のご苦労さんコンパ。8日ぶりのふとんでぐっすり眠る。

6日(月)晴
一路、帰宅の途に着く。車の走行距離:約4,000q

 

 

HOME