日本の山主脈縦走の旅

 1991年に深田久弥の日本百名山の100座を登りつめたあと、しばらくたってから今までの山行記録を読み返してみると、主な山を中心に縦走はしていたが、その山並みの稜線を辿ってみると所々がとぎれていて、歩いていない区間があることに気がついた。
 そうだ、これから主な山の主脈を縫って歩いてみようと思い立ち、日本の山主脈縦走の旅が始まった。
 しかし、縦走形式で歩いてみると大きな問題が立ちはだかっていた。下山後の交通手段である。縦走の終着点の下山口を選ぶのが大変だ。よいルートと思って下山口の交通網を調べてみると、以前はあったバス路線が殆ど廃止になっていて、あっても1日に1、2本程度で殆ど使えない。少ない休みの日程をつめて計画しても、下山口から徒歩とバス・電車を乗り継ぎ登山口まで車を取りに戻り、そこから家に帰るには1〜2日の日程を多く組込まななければならないときもあった。
 このような大きな縦走を計画したとき、久保田さんを始め、山岳会の皆さんには、下山口へ車でのサポートを幾度となく協力してもらい大いに助かった。深く感謝しています。

 この記録の内容は

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